ケアしているのに口臭が気になる人
口臭は人に相談にしくいデリケートなトラブルです。
特に接客業や営業職、その他人と接する事が多い方は深刻な悩みを抱えていると思います。
上記40代男性会社役員のようになぜ歯磨きを毎日しているのに口臭が気になるのか、それは口の中に原因がある「病気が原因による口臭」によって口臭が発生している可能性があります。
本記事では私と以下2名があなたの口臭の原因になっているかもしれない要因をお調べ致します。
病気による口臭の原因について
この記事を担当している私は以前接客業をしておりました。
お客様から直接「口が臭う」と言われたわけではないのですが、私がレジを担当していると鼻に手をあてるような仕草があり、自分の口臭が気になりはじめました。
毎日歯磨きをしていますし、昼食の後もマウスウォッシュでケアをしていたのですが、お客様の反応は変わらず、ただ焦りだけが募っていき仕事のミスも増えてと全てが上手くいきませんでした。
しかし、ある日定期的にメンテナンスを行っている歯医者さんへ相談にいったら、口臭の悩みを親身に聞いてもらい、原因の判明と、口臭の治療まで行ってくれました!
現在職場は変わってしまったのですが、口臭に悩まさせることなく、打合せなどでも口をあけハキハキとお客様と接することができています。
口臭は人には相談しにくい、デリケートなトラブルです。
しかも、周りの人は「口が臭っている」とは教えてくれません。
でもちょっとした仕草や態度でわかってしまうもので、こちらの考えすぎかもしれませんが、人と接するのが怖くなってしまいます。
怖いのが私のように毎日歯磨きをしている人でも口臭は発生してしまうこと。
それは口の中に問題がある「病的口臭」によって口臭が発生しているからです。
しかし、原因がわかれば対策も可能です。
私は医療関係者ではありませんが、この記事であなたが一歩進んで医師に相談できるように願っております。
Contents
歯磨きをしていて口臭が発生する原因

口臭の80%は口の中にあるといわれています。
朝起きた時に感じる口臭や、緊張した時に発生する口臭は生理的要因が原因で発生します。
詳しくは→
しかし、歯磨きなどのケアをしていても口臭が発生する場合、虫歯や歯周病などの「口の中に存在するトラブル」が原因と考えられます。
歯磨きをしていても口臭が気になってしまうと、なぜ!?と泣きたくなりますね。
私も経験がありますが、そういう時は周りとのコミュニケーションを避けがちになっていまい、悲しみが増えてしまいます。
口の中のトラブルとは?

歯磨きやマウスウォッシュでケアしているから大丈夫と思っていませんか?
口臭の不快感は日常でよくある話で、自分では気づかないまま人を不快にしてしまった・・という話は毎日どこかで起きています。
ケアをしていても、ひどい口臭は口の中にトラブルが発生している可能性があります。
口の中のトラブルの王様:虫歯
虫歯になってしまうと、虫歯独特の臭いが発生します。
歯垢(しこう)が歯に付着すると、歯垢の中に存在する細菌により、虫歯になってしまいます。
虫歯を放っておくと、歯に穴が空き、その穴に食べ残しのカス等が入ってしまい、口臭の原因となっていきます。
さらに虫歯の症状が深刻になると、歯の神経がダメになり、やがて歯茎に膿がたまるようになります。( 蓄膿症 )
蓄膿症を起こしすと、口臭はより強力になり周囲の人に不快感を与えるだけでなく、最悪のケースとして血液に虫歯の菌が入り込みます。
脳梗塞などの深刻な病気を引き起こす原因となってしまいます。
ほっておけない歯周病
歯磨きをすると歯茎から出血することはありませんか?
それは歯周病とよばれ、簡単な刺激でも歯茎から出血する病気です。
歯磨き時に歯茎の清掃が行き届かないと、歯垢が歯石(しせき)になります。
その歯石に含まれる細菌の影響で、歯茎が赤く腫れたりする症状です。
初期では痛みはなく、自覚症状もあまりありません。
しかし、ほっておくと歯槽膿漏になるだけでなく、歯を支える歯茎が弱くなり、歯が抜け落ちていく恐れがあります。
歯茎に膿が混ざるようになると、歯槽膿漏となり、口臭もきつくなります。
虫歯の原因:歯垢と歯石
上記でも登場した歯垢と歯石。歯垢は歯の表面に付着している白くてネバネバしたものです。
これは汚や垢ではなく、細菌が集まったでできた細菌の集合体です。
この歯垢が固くなったものを歯石といいます。
歯垢と歯石の違いについては、歯磨きで取り除けるものを歯垢、固くなって歯磨きでは取り除くことができなくなってしまったものを歯石と呼びます。
歯垢が歯石になるまでにかかる時間は2日間といわれます。
固くなった歯石になると、虫歯や歯周病の恐れが出てきます。
1mgの歯垢の中には約30種の細菌があり、その数およそ数億から10億個といわれています。
歯石がたくさん歯に付着するようになると、口臭が強くなり、虫歯や歯周病に進行していくことでも口臭がひどくなっていきます。
舌によくいる白いやつ:舌苔(ぜったい)
人により舌苔の付着度合は違ってきますが、主に体調不良、口呼吸の人が舌に舌苔が付着しやすいといわれています。
加齢にともない舌の動きが鈍くなったり、唾液の分泌量の低下により舌苔が付着しやすくなります。
舌苔自体は誰の口の中にも存在します。
口臭のメカニズムとして、口の中の細菌が舌苔に付着すると、舌の表面にある食べ残しのカスなどのタンパク質を分解しようとする働きがあります。
その際に発生するのが硫化水素ですが、一言でいうと、臭い物質です。
その臭い物質を息を吐くことによって口臭につながるといわれています。
意外と知らない:唾液量の低下
唾液には口の中を潤すだけの水分ではありません。
唾液には口の中を清潔に保つ働きがあり、食べ残しのカスや歯垢を洗い流してくれます。
また、抗菌作用がある成分が唾液には含まれており、口の中の細菌が増えないようにしてくれます。
口臭の原因となる虫歯や、歯周病を予防してくれるのが唾液です。
唾液の分泌量が低下すると、口の中が乾燥し、口臭が強くなります。
ほぼ知らない:義歯や銀歯など金属の腐食
義歯(入歯)も歯と同じように歯垢が付着します。
よって洗浄を毎日行わないと、口臭の原因となっていきます。
特にプラスティック部分については、臭いを吸着しやすいといわれているので、手入れをしないと、口臭が発生します。
また、虫歯の治療で歯にかぶせた金属が、年数にともない、劣化し歯の間に隙間ができたりすると、口の中が不潔になり、口臭の原因となります。
特に痛みがあるわけではないので、気づきにくいという特徴があります。
まとめ

まとめです。
- 虫歯
- 歯周病
- 歯垢・歯石
- 舌苔(ぜったい)
- 唾液の減少
- 義歯や銀歯など金属の腐食
口臭は口の中のトラブルが80%を占めるといわれています。
歯磨きをしていても口臭を感じる場合、上記を疑ってみましょう。
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